みんなで学ぶ、つくる 憲法・地方自治に根ざしたまちとくらし
日本共産党音更町議団は、会派の視察として7月22日から24日まで岡山市内で開かれた自治体学校(自治体問題研究所主催)に参加しました。
中山徹奈良女子大教授が「地方自治の地域 この1年から考える」と題した講演が行われ、「まちづくりは人づくり」、住民が地域に関心を持ち、地域を良くしたいとまちづくりに関わることで、地方政治を動かすことにつながるとして杉並区長選での事例が語られました。
ミュニシパ運動を
岸本聡子東京都杉並区長の講演も行われ、「地域の主権を大切に、ミュニシパリズムの広がり」と題して、女性が当選者の過半数を制した杉並区議選の経験を語り、「投票率を上げるのがどれだけ大変なのかを身に染みて感じる。非正規雇用で先が見えない若年層は潜在的に存在する。政治の足元は私たちが生きている地域だと共感できれば、地方選挙は変革のステップになる」と力説しました。
「ミュニシパリズム」とは、地域で住人が直接参加して合理的な未来を検討する実践によって、自由や市民権を公的空間で拡大しようとする運動です。具体的な施策を紹介しながら、人間中心の地域経済や二酸化炭素(CO2)が少ない社会の実現を主張しました。
3日目の真庭市の太田昇市長の講演では、エネルギー自給率向上を目指しての実践が語られました。
分科会では、各自治体でのあらゆる取り組みの発表があり、活動の参考になることを学びました。